理論物理学院生日記

理系院生のしがない日常

あっという間に夏休み

気がついたらもう8月になっていた

大学院に入って研究もブログも頑張ろうと燃えていたのに、前回の記事から100日以上経ってしまった。

 

この春学期はとてつもなく忙しかった。ゼミの準備に追われ雑務に追われ、少しも息つく間もない日々だったような気がする(いや、少しはあったか)

その割には身についた知識量も、成長したと思える実感もあまりないようにも感じる。

 

多分これらはただの気のせいで、ただ多忙な日々で心がすり減ってしまっただけなのだろう。

少なくともこの夏からはメンタル管理も兼ねてブログは書いていくつもりだ。

できるだけ充実した日々をおくれるように努めていく。

 

1日でpaypay地獄とゼミ地獄が確定し燃える24歳学生

今日最初のタスクは2限物理演習のTA

2年を対象にした授業だ。

初めてのTAで不安が多かったけど昔わからせバイト(塾講、カテキョ)やってたのが活きて上手く質問に答えることができた気がする。

 

無事終えることができ、今日残りのタスクは5限のゼミだけだ。本当は4限にも素粒子ゼミがあったのだが教授が出張中なので来週からに

(そして来週の発表はボク…)

 

5限ゼミはインフレーションを対象にしていて一般相対論を学んだことを想定している。パンソーは独学で中途半端にしか進んで無い自分には分不相応な気もするが、そんな調子じゃいつまで経っても成長しねぇ

ってことで挑戦してみることにした。

 

初回は先輩がわかりやすく前提知識を教えてもらい、そっから一節分地平線問題について解説をしてもらった。

 

すっげぇわかりやすかった…

 

こんな優秀な先輩方がいるのなら、なんとかやっていけるかもしれない。

 

そう思い始めていたら、

来週から“対称性の破れ”の節をやっていくことに。しかも参加している先輩たちはみな学振書で忙しく発表できないそうな。なのでしばらくは参加しているm1の2人だけで回していくことに。

そして…

来週の発表が自分になった!😳

 

やべぇよ…😨木曜4限5限連続でゼミの発表だよ

予習もヤバいし発表する体力も持つのか…

 

 

そんな不安を抱えながら晩飯を食いに行くことに。

ふと、そういえばもうpaypayあと払いの支払額仮確定するころだなとおもって画面を開いたら

 

f:id:tompaul0530:20230414000121j:image

 

。。。🤔

 

f:id:tompaul0530:20230414000150j:image

❗️❗️❗️❗️❗️❗️😳

 

やべぇよ…😱

先月旅行とか飲み会とかで散財しすぎた…

最後の学部生の3月だからって調子乗りすぎたようだ…

 

こいつは明日からUberやっていくしかねぇな

 

ゼミの予習もしないといけないから、朝と夜に数時間やっていくことにした。

 

すんごいピンチが連続できたけど、なんだからやる気が湧いてきている気もする。

まだ学期始まったばかりで調子乗ってるだけじゃないといいんだけど…

 

↓今日の晩飯

f:id:tompaul0530:20230414000740j:image

ネギ牛丼¥530

流石にちょっと安くすませた😓

 

 

ポスドクと生卵

今日は2限と3限にゼミの授業がありまして、

間の昼休みに卵買って家帰ったんだよね。

最近鳥インフルの卵不足で夜にスーパーいくと基本売り切れちゃってるんですよね

それで昼の間に買っちゃおうていう算段でして

 

無事買うことはできたんだけど、家帰って冷蔵庫開けて卵パック入れ替えようとしたら、、、

 

卵が2つ、床に真っ直ぐ落ちていく…

 

どうやら元々あった卵パックにまだ卵が入ってたようだ。

最近の卵の値上げでコレはすごく勿体無さすぎる😞

 

そう思った僕は床に伏せて割れて殻からこぼれ出てる生卵を伏せて啜って平らげました。

今日の昼メシはプロテインと全卵二個。

またマッチョに近づいてしまったな😎

 

そんなことがあった今日の授業は2限も3限もゼミ初日なのでイントロダクション的なもので済みました。両方とも同じ講師でどうやらポスドク非常勤だそうな。複数大学掛け持ちながらパートの仕事もやってるそう。滅茶苦茶忙しくて思うように研究ができないらしい。話を聞いててすげー大変そうだなぁ、将来自分はやっていけるのかなぁと不安に思ったり。 

 

そんなこんなで今日も無事に終えることができました。

明日は初めてのTAと宇宙論ゼミがある日

不安だけど頑張るしかない

 

↓今日の晩飯 ランチハウスミトヤ 茄子の生姜焼き

f:id:tompaul0530:20230412233553j:image

昨日今日と生姜焼き2連続

明日はちゃんと違ったもの食おう

 

 

 

 

 

春学期初日

とうとう大学院が本格的にスタート。

 

といっても最初の週はイントロダクションがほとんどでそこまで難しい内容は出てこない。

 

今日あった相対論の授業もこれまで予習してきた範囲内で遅れをとることはなかった。

 

ただ、本日春学期初日にしてコロキウムがあり、とてつもなく難しい内容を聞くことになった。

 

BFSS行列模型?カオス的な不安定性?

弦理論を扱ってるらしいが、卒研で勉強したから大丈夫だろうとタカをくくっていたが訳がわからんかったぞ。

 

これからゼミの予習が山のように湧いてくるだろうしとても不安だ。

 

 

今日の晩飯

f:id:tompaul0530:20230411211102j:image

ファミレスで流体力学実験-トリチェリーの定理

突然ですが問題です!

f:id:tompaul0530:20210901225954j:image

このドリンクの中で1番出るのが早いのはどれでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は…

 

 

 

 

 

 

コーヒーです!

 

 

因みに1番出るのが遅いのはオレンジ色の野菜ジュースです。

 

コーヒーと野菜ジュースを同じ時間だけ注ぐと下の写真の様にハッキリと違いが見えます。

f:id:tompaul0530:20210901230428j:image

コーヒーがほぼコップいっぱいになる頃には野菜ジュースはまだ半分ほどしかありません。

 

 

なぜ、野菜ジュースとコーヒーで出る速さ(量)がこれだけ違うのか。

実はこれには流体力学が絡んできます。

 

 

少し考えてみましょう。

 

f:id:tompaul0530:20210901232043j:image

今、小さい穴が空いた容器の中に液体が入っているとします。

 

液面の位置をA、穴の位置をBとします。

 

容器の底からの高さをAではZ_A、BではZ_Bとします。

 

 

Bから出る液体の速さをV、液体の密度をρ、重力加速度をgとすると次の様な式が成り立ちます。

f:id:tompaul0530:20210901232928j:image

これは流体力学でのベルヌーイの定理から導かれるものです。

 

今、この式について

f:id:tompaul0530:20210901233209j:image

として速度Vについて解くと、

 

f:id:tompaul0530:20210901233316j:image

となります。この式を"トリチェリーの定理"といいます。

 

この式hは注ぎ口から液面の高さであることから、液面が高ければ高いほど注ぎ口から液体が早く出るということです。

 

ちなみに出てくる液体の量は流速に比例します。

 

野菜ジュースとコーヒーの出た液体の量は

f:id:tompaul0530:20210901233938j:image

液面の高さからだいたい2:3とすると、

 

野菜ジュースコーヒーの流速の比はだいたい2:3と考えることができます

 

このことから、 

野菜ジュースの液面の高さ」:「コーヒーの液面の高さ

はだいたい

4:9

と考えられるわけです。

 

ここで1番最初の写真に戻ると、

f:id:tompaul0530:20210901225954j:image

 

まぁ、たしかにだいたい4:9ですね。

 

てな感じで、ファミレスの片隅で流体力学の実験ができるわけです。

 

今回は思いついたその場で写真取ったのでだいぶ精度が低いものでしたが、

今度ゆっくりできる時にもう一度精度良くなるようにやってみようと思います。

 

皆さんもファミレス行く機会があったときにぜひ試してみて下さい。

 

[おすすめの参考書]